2025年2月16日、「歳を重ねても健康でいきいきと生活するための日常の知恵」というテーマで、木津川市地域包括支援センター加茂の龍谷大祐センター長(看護師)にご講演いただきました。
寒い中でしたが、49名の方にご参加いただき、大変盛り上がる会となりました。
龍谷センター長は、「平均寿命と健康寿命の間には約12年の差があり、多くの高齢者が何らかの心身の不調を抱えながら生活しています。健康寿命を延ばすことが重要です」と問題提起されました。
そして、サルコペニア(筋肉減少)の進行とともに、フレイル(心身が老い衰えた状態)が進み、健康寿命が短くなることを丁寧にご説明いただきました。
一方で、フレイルは早めに対策を講じることで、健常な状態に戻すことができることも強調され、フレイルの兆候の見つけ方や予防方法について解説していただきました。
特に、次の4つのポイントが大切であると教えていただきました。
- タンパク質を中心に、バランスの取れた栄養を摂取する
- 日常生活の中で適度な運動を継続する
- 社会とのつながりを持ち、孤立を防ぐ
- 口腔衛生を保つことがフレイル予防のカギとなる
また、フレイル予防だけでなく、認知症予防にも効果がある「コグニサイズ」体操を、皆さんと一緒に実践しました。
楽しく体を動かしながら、改めて日常生活を見直す機会となりました。
参加された方からは、「とても分かりやすかった」「具体的なアドバイスが参考になった」 などの感想をいただき、大変有意義な時間となりました。
